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娘との特別な日

娘とのかかわり

娘との温泉旅行

娘と二人での温泉旅行に行きました。一人暮らしをしていた娘と再会し、誕生祝いに小旅行を設定したのです。 久しぶりのご馳走、 硫黄の匂いに包まれた温泉、 ふかふかのお布団。充実したひとときでした。後から、こんな時間を娘と過ごせるのも、これが最後なのかもなんて、そんな思いがふと自分の頭をよぎってビックリです。 母と二人だけの温泉が最初で最後だった場面を思い出したからかもしれません。

母との思い出

長年、祖母の介護に明け暮れた母が、ようやく父との温泉旅行を楽しみ始めて数年経った頃でした。その父も、突然体調不良を訴え、入院したのもつかの間、亡くなってしまいました。私は、自分自身の勤務や子育てに精一杯で、母を思いやる余裕があリませんでした。実家の後片づけが済み、落ち着いた頃、母と二人で日帰り温泉に行きました。ひさしぶりの笑顔で顔を見合わせた湯船の場面が、ふと思い出されることがあるのです。その後は、段階的に施設に通うようになり、やがて母を外出に連れ出すこともできなくなって行きました。今となっては、もっともっと、母の喜ぶ特別な日をつくってやるべきでした。

特別な日をつくる

これからの人生は、特別な日をつくるって大事だなあと思いました。日常の生活は、あまり変化がなく、なんとなく過ぎて行きます。感動的な出来事なんて、そう起こるわけではありません。以前は、家族それぞれのスケジュールをぬって、家族そろっての旅行が一年の大イベントでした。 もう、そうした旅行は望めません。これからも、せめて娘や息子と二人旅行が実現できたらと思いますが、付き合ってもらえるかどうか。 自分自身だって、来年、再来年と、少しずつ活動に制限が増えて行くはずです。そうした中で、今できる小さな楽しみを組み込んで行けたら、自分の記憶にいつまでも刻まれて行くかもしれません。子どもたちも、何気ない時に私とのことを、ふと思い出してくれるかもしれません。こんなふうに受けとめるようになるなんて不思議ではありますが、人生後半ともなると限られた自分の時間を意識し始めている証拠です。普段、慎ましく日々をおくり、余計なことにお金を使うことには、ためらいを感じるのも正直な気持ちです。しかし、思い切って温泉旅行に行ってきて、本当に満足です。娘も喜んでくれました。

終活の意味 

『終活』は、本来、死ぬ前の準備、生前の整理を意味することばですね。特別な日をつくって思い出づくりをして行くことも、限られた時間を生きる中での楽しみの構築という『終活』と言えるかもしれません。前者が、身の回りを整理し、後に残る人たちの負担を軽減するというマイナスの意味を持つのに対し、後者は、特別な日をつくって思い出を増やすというプラスの意味をもたらします。もっと言えば、従来の『終活』の意味は、「死ぬ」ことを前提として、それに向かって今があるのですが、後者は、死までの限られた時間をどう楽しむかという「生きる」に焦点を置いていることです。どんなに小さなことでも、一人の楽しみであっても、日常から離れる特別な日は、人生の貴重な財産となります。

次の特別な日は

娘との温泉旅行をきっかけに、特別な日をつくって行動することの大切さに想いを巡らせました。仕事や子育てを終え、ようやく自由な時間を獲得したものの、これと言った出来事もなく、変化のない毎日が過ぎて行くばかりだからです。 最初で最後となった母との時間が頭をよぎり、できる時にできることを行動に起こそうと意識しようと思いました。楽しみを見つけて行くことは、「生きる」ことに焦点をおいたプラスの『終活』ではないでしょうか。
今週半ば、紅葉を二人で見に行きます。今までは、近くにあっても、あえて出かけてみようと気にしたこともなく、テレビで紅葉した観光地の様子を知る程度でした。今年は、紅葉の季節も残りわずか、雨マークの予報が続き、出かけるタイミングを逃さないうちにという焦りにも似た気持ちです。さっそく特別な日を予定に入れて、日常から離れた娘との時間を楽しむつもりです。

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