キヅキんブログ - にほんブログ村

突然看取った父の最期

振り返りエッセイ: 父のこと

きょうだいの集合

父のきょうだいたちが父の様子を見に病院に集まりました。もう、治療の手もつきている状態でした。

一瞬でしたが、自分の運命を自覚した父の目に涙がこぼれたのを見ました。

ほんの二ヶ月前には、同窓生たちとの旅行を楽しんでいたのです。自分がここで死ぬことを、どうやって受け入れればいいのでしょう。一番信じられない思いだったのは、父本人だったでしょう。

遺言書

きょうだいたちは、父に遺言書を用意し、ペンを持たせ、やっとの思いで自筆の遺言書を書かせました。

起き上がることはもちろん、ペンを持つ手も力が入れられず、震えました。なんとか補助して、妻に全財産を相続させるという内容に署名させました。

意識もうろう状態

モルヒネのせいで、ほとんどうつろうつろと眠ることが多くなりました。それでも、目を覚ましているときは、こちらの話しかけにも応じました。

クスリのせいで、喉がカラカラになるらしく、氷を口に含むよう求めました。「爽」というアイスもほしがりました。口の中で甘いアイスがふんわりとけて、口の中をひんやり潤してくれたのでしょう。

輸血

もう限界の父に、輸血をするということが、医者から持ち上がりました。

危篤状態の父に、最後の望みでした。しかし、これが命取りになったのです。

拒絶反応を起こし、苦しみ始めました。

最後の痛み止め

輸血の後、一晩中腹痛を訴え続け、モルヒネもまったく効く様子がありませんでした。

早朝、緊急事態で医者を呼び出しました。

とにかく、すがる思いで痛みを何とかしてほしいとお願いしました。

その後、医者はその行為によって、次に何が起こるかを予期していたのではないかと思います。

最期の看取り

父のいる部屋に戻ると、父は口を開けたまま、呼吸をしていませんでした。

苦しみ抜いたあげく、亡くなくなりました。

緩和ケアの必要性

余命わずかな患者に対して、生命を引き延ばすための措置や治療が妥当な判断なのでしょうか。

死に向かって静かに準備するための、緩和ケアを必要とするのではないでしょうか。

タイトルとURLをコピーしました
PVアクセスランキング にほんブログ村