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老後、不幸になるか幸せになるか

振り返りエッセイ: 父母のこと

父母のような老後を送りたいか

「父母のような老後を送りたいか」と聞かれたら、 同じようにはなりたくないと答えるでしょう。

「父母の老後は幸せだったか」と言われれば、そうではなかったと思います。

父の老後

父は、早朝から夜帰宅するまで、平日、休日を問わず、仕事にその大半の時間を費やしました。田舎の実家を守り、苦労を重ねました。

退職後、ようやく自分のやりたいことを自由にやれるようになったのもつかの間、肺がんで倒れてしまいました。

そして、壮絶な苦しみを味わった末に、悲惨な亡くなり方をしました。

母の老後

母は、長男の嫁という田舎のしがらみで、姑や父方きょうだいとのかかわりに苦労しました。

90歳を超えた姑の介護で、母の自由は奪われました。

生涯に渡った義務から、ようやく解放され、夫婦の温泉旅行を楽しみ始めた矢先、夫の死を迎えることになったのです。

足腰の丈夫だった母も、認知症の進行には勝てませんでした。施設入所によって自由を奪われ、楽しみを十分持てずに亡くなってしまいました。

アリとキリギリス

『アリとキリギリス』というイソップ物語がありますよね。

冬に備えてせっせと働くアリと、遊んでばかりいる怠け者のキリギリスのお話です。

父母は、アリの生活だったと思います。働き続けるアリは、果たして幸せだったのでしょうか。

その問いに対して発信したのが、老後不幸になる人、幸せになる人の違いを指摘した本です。

老後「不幸になる人」「幸せになる人」の決定的な違い
読まれる本には理由がある。連載「定番読書」第17回は、お金の“貯め方”ではなく、“使い方”を説いてベストセラーとなった『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』の秘密を読み解く。限りある人生で「金」と「時間」を最大限に活用するためのルールとは?

アリは、生きるだけでよかったのか

著者の上阪氏は、次のように問いかけています。

「当たり前のように働き、欲しいものも我慢して貯金し、将来に備えて生きる。それは本当に豊かな人生といえるのか」

一生懸命働き、節約してコツコツお金を貯め、将来に備えるだけの生き方でいいのかということです。

父母がそうであったように、高齢者の多くは、そうした働きアリの生き方を強いられてきたかもしれません。

かけがえのない豊かな人生

先々のために、お金を節約することも大事ですが、キリギリスのような生き方も取り入れてほしいということです。

そのときにしかできない、充実感あふれる経験もあるかもしれない、今しか味わえない喜びがあるかもしれない、ドキドキ、ワクワクした魅力的な新しい経験で、自分の世界を広げられるかもしれない。

そう考えると、お金の節約だけのために、貴重な時間を逃すべきではないということです。

著者の願い

上阪氏は、この本に込めた願いをこうつづっています。

「一人でも多くの人が、漠然と流されるように生きるのではなく、明確な目的と意図を持って人生について考えるようになることだ。明確な将来の計画を持ち、同時に今を楽しむことも忘れない。そんな生き方をしてほしい」

自分のための選択

自分自身の老後を考えたとき、現実の生活を不安にさせる材料は数多くあります。まったくストレスフリーで、自由気ままに過ごすわけには行きません。

ただ、自分を楽しませる経験を意識的に創り出して行くつもりです。

限られた時間だからこそ、自分のための人生を選択して行きたいと思います。

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