はじめに
去年の同じ頃を思う出すと、紅葉は、あまり気になっていませんでした。娘と日帰り温泉に行った時に、紅葉には早過ぎて、見るより食べるが先行して、お団子やお焼きを買って帰りました。
数週間後、再度、写真を撮るだけの目的で、一人で出かけたのを覚えています。
今年は、紅葉見頃のニュースを見て、 できるだけ多くの場所に行ってみたいと思っていました。
それは、 オーストラリアでの目の診察があり、日本滞在は一時帰国だったからです。
限られた期間がちょうど紅葉の見頃と重なるため、この時間を有効に使いたいと思ったのです。
田舎町に出かけてみた
お天気がよく、家にいるのがもったいないように思われて、 近郊の田舎町にローカル線とバスを乗り継いで行ってみました。
初めて知らない場所に行く緊張感は、私がソロ旅で感じるチャレンジを伴うものです。見ず知らずの場所にたどり着き、目的地がどんなところなのか期待感があります。
予想していたのは、紅葉の始まったにぎやかな公園でした。
ところが以外に、公園は人気もなく、緑色の木々のほうが多い状態でした。紅葉見頃を迎えるには、 まだまだで、緑の中のわずかな赤さが目立ちました。
それに対して、紅葉した遠くの山々は、まるで絵のようにきれいで印象的でした。
秋晴れではありましたが、今までの暖かさとは違い、手足が凍りつくほどの寒さでした。
今年の夏は長く、秋になるのを待っている間に、冬がそこまで近づいているようです。
緑に赤が映える公園
黄色く色づいたこと遠くに見える紅葉した山
奥只見の紅葉を見に
紅葉見頃のニュースが、少しずつ多くなってきました。
10月最後の日、翌日から天気が崩れるという予報もあったので、日帰りで奥只見湖に紅葉を見に行くことにしました。
奥只見湖まで、車なしで公共交通機関を使って行けるかどうかが問題でした。
調べてみると、補佐駅から1日2回奥只見ダムまで行くローカルバスがありました。
補佐駅に着いてからバスの出発までは、かなりの時間がありました。そのバスに乗って行きました。
コンビニでコーヒーを買いましたが、座る場所がありません。
結局、駅に戻って時間をつぶすしかありませんでした。
補佐駅は、新幹線が通るとあって、案内所が充実していました。携帯をチャージしたり、資料を調べたり、コーヒーを飲んだりできるスペースが整っていました。
ようやくバスの乗車時刻になりました。乗客は、私と、もう一人同じように紅葉を見に来たと思われる若い女性でした。
バスは、湯ノ谷温泉郷の大湯温泉、栃尾又温泉、折立温泉、銀山平に立ち寄り、奥只見ダムに向かいました。
おかげで、聞いたことのある秘境の温泉地も、実際にどんなところにあるのか様子がわかりました。
途中は、シルバーラインというトンネルだらけの場所でした。
しょっちゅう、反対車線の観光バスとのすれ違いがあり、車もひっきりなしに続きました。
トンネル建設の偉大さに驚くとともに、奥只見に行った帰りの車のすれ違いに、かなり観光客が集まっている様子が想像できました。
奥只見ダム
終点の奥只見ダムに着くと、広い駐車場に多くの観光バスや車があり、観光客も、それぞれに紅葉を楽しんでいました。
私の印象では、まだ紅葉の始まりで、これからもっと色づきが濃くなると思われました。
奥只見レイクハウスというお土産売り場と食堂のある休憩所もありました。お土産は、とち餅が名物のようでした。
遊覧船の場所にも行ってみることにしました。階段があり、坂道を登って行かなければなりません。
スロープカーに乗っていくというチョイスもあったのですが、距離は短いと思い、歩きました。遊覧船の場所から戻ってくる人たちとも多くすれ違いました。
普段、運動不足のせいか、かなり息が切れました。
高台からの景色は素晴らしくて、湖や遊覧船を写真におさめました。紅葉は、まだこれからでしたが、来てよかったと思います。
夕方薄暗くなると、さすがに手足がかじかむほど空気が冷たかったです。
これから、オ-ストラリアに戻るまでの数週間、秋晴れの日は、できるだけ紅葉のきれいなところに出かけたいと思います。
すがすがしく充実した秋の1日でした。
奥只見レイクハウス
遊覧船乗り場までのスロープカー
遊覧船と奥只見湖
奥只見ダム
越後湯沢 ロープウェイ
11月4〜5日、お天気の崩れがちな中、秋晴れの貴重な日々を越後湯沢で過ごしました。
湯沢高原
娘と越後湯沢駅で落ち合い、その足で、シャトルバスに乗り、 湯沢高原ロープウェイに向かいました。
連休最後の日とあって、大勢の人で賑わっていました。
これほど多くの人が、 ロープウェイに乗れるのだろうかと思いましたが、ロープウェイは驚くほど大きく、1度に全員入りきりました。
中は、まるで満員電車のようでした。こんな重さで大丈夫かと心配しましたが、思ったより山の高いところまでたどり着きました。
山の上
山の上の方は、色づき始めていましたが、紅葉の見頃はこれからのようです。夏の暑さがいつまでも続いたので、例年より遅れているのだと思います。
広いスペースで、山から山へ道ができていました。
レストランや足湯もあって、みんな思い思いに過ごしていました。
湯沢の街全体も、すっかり見渡すことができました。
写真を撮ったり、広大な景色を眺めたりして、再び巨大なロープウェイでゆっくりと下りました。
湯沢街の散策
ロープウェイの帰りは駅まで散策しました。途中、いくつも足湯の休憩場がありました。
温泉が見つかったことで、温泉宿があちこちにでき、今のように湯沢街として発展したそうです。
越後湯沢は、東京と新潟の中間地点にあるため、観光地として四季折々の魅力をもたらしています。
いつの季節に来ても、観光客で賑わっているという印象です。
気づいたことは、和菓子屋が多いことです。お米の産地新潟の餅菓子が、この土地の名産になっているのかもしれません。
エンゼルグランディア越後中里
2月には息子とスキーをしに越後湯沢に来ました。その時泊まったエンゼルグランディア越後中里に1泊することにしました。
娘とは初めてです。エンゼルグランディアは、小さな子ども達を遊ばせるのにちょうどよいホテルです。予想通り、ホテルは、小さな子ども達を連れた家族連れでいっぱいでした。
部屋
当日予約で、朝食付き2人で14000円。部屋も2部屋で広々としています。キッチンつき電子レンジや電気ポット、冷蔵庫など、すべてそろっています。
ホテル内にコンビニもあるので、夕食は、好きなものを買って部屋で食べることにしました。
ホテル脇の小さなゲレンデは、子ども達のアクティビティエリアとして、活用されていました。
部屋の窓から、子どもたちの遊んでいる様子や、 紅葉している山々が遠くに見えました。
大浴場
大浴場は、清掃時間帯の10:00~11:00am以外は24時間入浴可能です。
源泉かけ流しで、お湯がどんどん流れています。スパも気持ちよかったです。
朝食
朝食は、バイキングで、いつものように、タップリ食べて、シャトルバスで越後湯沢駅へ戻りました。
朝は、予報通りどんより曇り、肌寒さを感じました。
これから、いよいよ暖房の必要な季節になっていきます。
そして、本格的な紅葉見頃となるのも、そう遠くはなさそうです。
ロープウェイで到着した場所
越後湯沢の街
会津若松 鶴ヶ城の紅葉
11月10〜11日に、会津若松へソロ旅に出かけました。
会津若松には、父母と家族で旅行したり、子どもたちを連れて東山温泉に行ったり、何回か訪れています。
この冬には、息子とスキー 旅行で来ました。
でも、その時は、まっすぐホテルに向かい、どこにも寄ることがありませんでした。
街をまわるハイカラさんという周遊バスに乗りましたが、どこにも降りることなく、東山温泉 に行きました。
鶴ヶ城
今回は、鶴ヶ城の紅葉を見るのが目的です。
多くの観光客が来ていましたが、中国語で話している人たちのほうが多いようでした。
青空と紅葉した木々に、真っ白い鶴ヶ城が映えていました。
ただ、空気は本当に冷たく、完全に手足の感覚がなくなって自由がきかなくなりました。
写真をたくさん撮った後、街の中心の方に向かいました。城下町というだけあって、道は碁盤の目のようで、迷うことはありませんでした。
しばらく行くと、鶴ヶ城会館というお土産を売っている場所にたどり着きました。
入ってみると、息子が小さい時、お土産に白虎隊の木の刀を買った場所だということが思い出されました。何だか、小さい頃の息子のことを思い出して、とても懐かしい気分になりました。
ホテル周辺
ホテルは、「ホテルニューパレス」を当日予約。 野口英世青春館のすぐ近くで、とても便利で静かな場所にありました。
ホテル
部屋は、結構広くキレイで快適でした。
ホテルに着いてすぐ、コーヒーサービスがありました。
鶴ヶ城会館で買った純米大吟醸は、偶然、息子と会 津若松旅行をした時に買ったのと同じお酒でした。
夕食は、近くのコンビニで買いました。ソロ旅でビジネスホテルに泊まるときは、たいてい、朝食付きのみにします。知らない土地で、一人でレストランに入ろうとは思いません。
グルメ好きの人なら、前もって調べてその土地の有名店とかに入るのかもしれませんね。
私は、部屋で自由にお弁当を食べたり、日本酒を飲んだりするほうが気楽です。
朝食
朝食は、ホテル内にあるレストランでのバイキング。満足感ある朝食でした。
11:00amチェックアウトも余裕があってうれしいです。
ホテルは、楽天トラベルで予約しましたが、割引きとポイント利用で6000円を超えない破格値で泊まることができました。
朝起きてから、突然決めた旅行でしたが、鶴ヶ城の紅葉を見ることができ、 ホテル滞在にも満足できたのでよかったです。
鶴ヶ城の紅葉
ホテルの部屋
会津若松駅
弥彦公園 紅葉見頃
去年は、11月9日に娘と紅葉を見に弥彦公園に出かけたのですが、できたてのおだんご食べ歩きと温泉入浴を楽しんで帰ることになりました。
紅葉にはまだ早かったからです。
今年の紅葉
今年は、奥只見、 越後湯沢、会津若松と出かけたので、もういいかと思いましたが、暖かい日になったので、去年逃した弥彦公園の紅葉を見に行きました。
今年は、11月12日。たくさんの観光客が訪れていてにぎやかでした。
温泉まんじゅうも湯気をたてていました。
お目当てのおだんごと酒粕も買うことができました。紅葉は見頃。朝早く起きて、来た甲斐がありました。
今年は、思う存分、紅葉を楽しむことができて、満足です。
水辺に映る紅葉
公園内の紅葉