はじめに
あなたはどんなときに後悔しますか。
~しなければよかったと後悔しますか。
~すればよかったと後悔しますか。
ここでは、行動しなかった後悔と行動した後悔との違いについて取り上げます。
そして、韓国ドラマ『海街チャチャチャ』に出てきたいくつかのフレ-ズについて考察し、人生で何が大切かを確かめます。
行動しなかった後悔 と 行動した後悔
ある研究によると、行動しなかった後悔は、行動した後悔の2倍、後を引いて心に残ってしまうそうです。
その時、勇気がなくてできなかったことは、いつまでも心残りとなってしまうかもしれないということです。あの時、行動していたら、違う結果になっていたかもしれないと振り返るわけです。
ですから、結果がどうあれ、行動したことを後悔することは、後々までこだわり続けることが少ないということです。
〜しなければよかったと嘆くより、〜すればよかったと嘆くほうが、後悔は大きいと言えます。
子育てに後悔はつきものらしいですが、確かに、私の場合も、〜すればよかったと後悔することのほうが多い気がします。
第一子で、後悔したことを学びとして、第二子には後悔のないようにと思っていても、やり方を変えたことが返って後悔につながったりしました。
ああ、やっぱり、あの時のアドバイスを聞いて、~すればよかったと、今でも考え始めると、ズサッと心に刺さります。
韓国ドラマ『海街チャチャチャ』から
最近、韓国ドラマ『海街チャチャチャ』を見ました。その中のいくつかのフレーズは、心に刺さるものがあったので、ご紹介します。
「誰にでも後悔することはある。だけど、私たちは、過ぎた時間を決して取り戻すことはできない」
行動して後悔しようが、行動しないで後悔しようが、過ぎたことはもうどうすることもできないということですよね。少なくとも、ああすればよかった、こうすればよかったと考えてもしかたのないことです。
「人生は公平じゃないんだ。一生デコボコ道の人だっているし、必死で走った先に崖が待つ人もいる」
エリートコースを歩んできた人、恵まれた環境で生きてきた人には、わからないこともあります。すべての人たちにとって、人生は公平ではない。苦労を背負って生きる人もいれば、精一杯やってきても、その先、絶望を抱える人もいます。
「叶わなかった夢は一生引きずるもの」
夢を叶えることのできた人は、本当にラッキーですね。でも、世の中には、夢を叶えられなかった人の数のほうが多いのではないでしょうか。
叶えられなかった夢は、別の夢に変わることもあるかもしれません。それでも、夢は夢として、どこか心の隅に残っていくのでしょう。
「道に迷って遠回りをして、流れに身を任せると自然と人生が面白くなります」
まっすぐ迷わず行かなくともいい。
たとえ、迷って遠回りをしても、それはそれで受け入れると、面白い人生になっていくということですよね。
「出会いには別れが付きものだが、去ったものは必ず戻ってくる」
出会いと別れは人生にはつきものです。でも、去ったものは、必ず縁があるということでしょうか。
「人生は、数学の公式ではない」
人生は、計算できない様々なことが起こり得るものであって、こうすればこうなると、決まった結果が出るものでもなく、解答も一つではありません。
「世の中、お金や成功以外に価値のあるものは多い。幸せ、自己満足、世界平和、愛。簡単には計算できないし、そもそも正解がない。問題をどう解くかは、自分次第だ」
目に見えない価値あるものもあれば、人生に正解はない。それぞれの人生をどう生きるかは、自分が決めるもの。
「サーフィンは人生とよく似てる。いい波が来たら迷わず乗って、そして波がないときはうまく降りる。波がないときや高いときはひたすら謙虚に待つ」
人生は、チャンスがあれば、そのチャンスをうまくつかみ、タイミングを待つことが大事。
「〜たら、〜れば、なんて無意味。世界は何が起きるかわからないし、私達にはどうすることもできない」
もし〜たら、もし〜れば、と考えても仕方ない。世の中は予測できないことが起こるもので、どうすることもできないということですね。
「親が子どもにできることは、元気でいることだ。それは親も同じなんだよ。子どもが苦しんでいると、胸が潰れそう」
親が子どもにできることは、元気でいること。子どもが親にできることも同じ。
終わりに
過去に起こった人々の不幸な出来事は、すべて自分が原因だと責め続けて生きてきた主人公。
後悔はあっても、過ぎた時間は戻らないのです。
海沿いの田舎町に生きる人間模様を描いたドラマです。
どこか、私の生まれた場所、勤務していた頃の近所付き合い、今住んでいる実家の面倒くさい町内会に似ているところがあって、一気に見てしまいました。
世の中には、お金や成功以外に価値のあるものはたくさんある。皆さんは、どんな人生を選びますか。