無理と思えば無理、チャレンジは、人生に必要不可欠!
この冬、○○年ぶりに、スキーにチャレンジして思ったことがあります。
去年は、見学だけに終わって心残り。
今年こそは、息子と一緒にスキーをしたいと、強い思いでいたのです。
ゴーグルやグローブまで購入し、はりきってスキー場に向かいました。
ところが、スキーレンタルをして支度を整えたものの、スキー靴を履き、スキー板をかついで、いざ歩き始めると、ふらついて数歩進むにもしんどかったのです。
その様子を見ていた息子からは、「無理ならケガしないうちにやめた方がいいよ」と言われました。
自分自身も、内心、「やめた方がいいかな。始める前に、レンタル返した方がいいかな」と弱気になりました。
あの時、やりもしないうちに、やっぱり無理だと自分に言い聞かせ、さっさとあきらめていたら、もう二度とチャレンジすることはなかったでしょう。いつも見学と荷物管理に徹することになっていたと思います。
しばらく、少しだけ傾斜のある場所で、もたもたしていた私に、息子が声をかけてきました。
リフトに乗って、上まで行こうというのです。うまくリフトに乗れて、周りの景色にちょっとウキウキ。
リフトを降りて自分の立ち位置を自覚。もう後には戻れません。
恐る恐る滑って、下までころばずにたどり着くことができました。
リフトに乗って、上から降りてくることができるようになった頃には、息子も、運動音痴だと思っていた母親のできばえに、正直驚いたと言います。
私自身も、案外スムーズにすべることができたことに自己満足!
今年は、思い通り、スキー三昧で冬を終えました。
91歳、それでも三浦雄一郎が挑戦する意味
三浦雄一郎さんは、プロスキーヤ-として、また冒険家として有名です。
「ぼくが目指していたのは、自分の専門であるスキー、登山、冒険という分野において、世界でまだ誰もやらなかったこと、できなかったことを、一生をかけてやってみたいということだ。そうした夢を抱き続けていると、必ず後押ししてくれる人が現れ、それを達成できたら、満足感を分かち合えるというのは、人生の醍醐味である」
というのは、多くのチャレンジを実行し、夢を達成してきた三浦さんの言葉です。
「夢を描くことがまず大事、そしてそれを諦めないでいれば、必ず後押ししてくれる人が現れます」
自分と同様の夢を持った人と出会い、友情を育み、夢や目標が達成されると、それがまた、新たなチャレンジを生む。そうしたサイクルが、三浦雄一郎さんの人生の醍醐味だったわけです。
チャレンジに年齢は関係ない
年齢を重ねると、新しいことにチャレンジする気力をなくしがちですよね。自分に言い訳して、もう無理だとストップをかけてしまいます。
何をしてみたいか、何をやったら楽しいだろうか、諦めてしまう前に、自分の人生を幸せにするためのチャレンジ精神を持ち続けたいものですね。

三浦雄一郎のプロフィ-ル
三浦 雄一郎(みうら・ゆういちろう)
プロスキーヤー、冒険家、教育者
1932年、青森県生まれ
北海道大学獣医学部卒業
1964年、イタリア・キロメーターランセに日本人として初めて参加、時速172・084km当時世界新記録樹立
1966年、富士山直滑降
1970年、エベレスト・サウスコル8000m世界最高地点スキー滑降(ギネス認定)
1985年、世界七大陸最高峰のスキー滑降完全達成
2003年、エベレスト登頂、当時世界最高年齢登頂記録(70歳7ヶ月)樹立
2008年、75歳で二度目
2013年、80歳で三度目のエベレスト登頂、世界最高年齢登頂記録更新

