大学4年生の息子のことで悩む母親からの悩み
大学4年生の息子が就活もせず、留年となり、悩む母親からの相談に対し、スピリチュアリストの江原啓之がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り」でアドバイスをしていました。
仲良くやっていたつもり
夫は単身赴任で息子とふたりで生活していたが、もめ事もなく仲良くやっていたつもりだったそうです。
しかし、心配してきつい言葉を放って以来、部屋にこもり、母親の用意した食事も取らなくなり避けるようになったといいます。
中退して働き口を見つけるのもありかと思い、助言してみるが、息子との関係が悪くなるいっぽうでどうしたものかという相談です。
江原啓之のアドバイス
『ダメです!! お子さんのことをすごく思っているようですが、過干渉です。なぜ中退して、働き口を見つけて出ていくのか……。本人に決めさせてあげてください。』
息子が母親を避けるようになったのは、急に起こったことではなく、積み重ねがあっただろうと指摘します。
昭和のやり方は通用しない
「こうしたらどう?」 「これじゃあよくない」とあれこれ口を出すやり方はやめた方がいい。大切なことは見守ることです。
江原は、今の世代は、何もかも違うと言います。母親の思うことを押しつけるべきではないし、母親世代と今の世代は違うのだと言うことを意識する必要があると強調します。
『だから息子さんを通して、あなた自身が学ぶべきときなんじゃないかな。あなた自身は学ぶ側の人間ではないと思っている。親も息子さんから学ぶんです。それを忘れないでください』
親にとって、子どもは何歳になっても子ども
子どもが心配なく、うまくすべてをこなしているうちはいいですが、親にとって「見守る」というのは、難しいことだと思います。
特に、親の目から見て、問題を抱えていたり、スムーズにいっていないときは、つい、親の考えを主張してしまいます。
子どもが動く前に、親があれこれ動いてしまいがちです。
自分の生きてきた世界、受けてきた教育、育ってきた環境、すべてが子どもの時代とは違います。そういう面では、親の当たり前は子どもの当たり前ではありません。親が子どもから学ぶべきことも多いということを忘れてはいけないということですよね。