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女性ソロ旅は、行きたくなったとき、行けるようになったときが適齢期

ソロ旅

はじめに

最近、 「おひとりさま」、 「ソロ活」など、ひとりの時間を楽しむことが注目されていますね。

特に、女性ソロ旅が人気です。

今は、年代を問わず、個人の自由を求める動きが、女性旅行者の間でも高まってきました。

女性は、それぞれの人生イベントがあります。

ひとりになりたいという思いがあっても、ひとり旅を実行できる状況にならない限り、年齢は関係ありません。

自分が行きたくなったとき、行ける状況になったときがソロ旅の適齢期ではないでしょうか。

ここでは、山脇りこさんの著書『50歳からのごきげんひとり旅』を紹介し、私自身のひとり旅経験に基づいて、大人女性ひとり旅の意義を考えます。

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女性ソロ旅の魅力

山脇りこさんは、ソロ旅の魅力をたくさん挙げています:

「日常を離れ、たくさんの新しい”初めて”があるから楽しい」

「心の栄養になり、”ごきげん 貯金”がたまる」

 「自分が活性化する」

 「何よりのリフレッシュになる」

「誰にも気兼ねせずに、好きなことを楽しむ」

「身軽になって解放感と刺激あふれる旅」

 「自分が自分のペースで旅を楽しむ」

集団行動から個人行動へ価値観移行

昔は、日本人の集団行動が特徴づけられるほど、周りとの協調性が重視されてきました。

私は、海外出張の機会が多かったので、海外の空港で、よく見かける光景に出会いました。

旗を手にした添乗員を先頭に、団体客が集まっているのです。そのしぐさや会話から、すぐ日本人の集団だとわかるほど目立っていたことを思い出します。

その頃は、今のようにインターネットで情報収集する手段はありませんでしたし、旅行は、国内であれ海外であれ、ツアーに乗っかることが一番手っ取り早く、費用も格安で安心だったこともあります。

とは言え、日本社会全体が、協調性を重んじる集団行動 の意義より、個性を活かした個人主義へ価値観が移行しつつある流れも感じています。

  女性ソロ旅の適齢期

私は、女性ソロ旅の適齢期は、40代であれ、50代であれ、60代であれ、70代であれ、人それぞれの適齢期があると思っています。

もちろん、20代、30代であれば、余裕がない中でも、なんとか時間とお金を絞り出してほしいものです。

旅に出るというのは、人生にとって価値あることです。若いうちだからこそできることがあります。また、若いうちにしかできないこともあります。

私は、去年、初めてソロ旅を実行しました。これまで、ひとりになることのない生活を続けてきて、自分の時間を持ちたい要求が、心の中で湧き上がっていたのです。

計画しているときは夢中でしたが、いざ予約をし始めると、自分のために時間とお金を使うことにためらいがありました。こんな贅沢をしていいのだろうかとも思いました。

しかし、思い切って実行してよかったと満足しています。今後も、できれば、1年に何度かは、ソロ旅を続けていきたいと考えるきっかけにもなりました。

女性ソロ旅のメリット

アタマを使う

  • 必要なものの準備
  • ホテルを調べて予約
  • シャトルバスの申し込み方法
  • 交通機関の発着時刻や行き方チェック
  • スケジュール作成
  • 予算の計算

カラダを動かす

  • 階段を上り下り(エレベーターのない駅)
  • 目的地に向かって歩く
  • 道がわからない場所は、余計に歩く

温泉の効能を得る

  • それぞれの温泉による効能(美肌効果!?)
  • リラックス効果
  • サウナのある場合はダイエット(!?)

地域の料理を味わう

  • 地域の特産物
  • 地酒

お土産を買う

  • 自分へのお土産は地酒
  • 家族へのお土産はその時々

アタマとカラダをおおいに使う活動ですが、そもそも、体調がよくなければ、ひとり旅には行けません。

胃腸や歯に問題がないうちでなければ、せっかくのご馳走は十分に楽しめません。

温泉も、大浴場で入浴するのに、足腰が不自由になってからでは難しくなります。

ホテルは広く、迷路のようになっている場合もありました。フロントで早口で説明されたことを把握しなければなりません。

帰りは、なぜか荷物が増えるのが普通です。

荷物を持って歩く体力と、忘れ物をせず最後まで、旅行をやり終える気力が必要です。

乗り物に乗ったり、見知らぬ場所で歩きまわったりするので、旅行を終える頃には疲労感が増すからです。

ソロ旅での忘れ物

私は、1カ所を訪れると、1泊2日で帰宅するのは惜しいと思い、そこから1~2時間で行ける新たな場所を探して、連続3~5日間の旅行をプランしました。

全国旅行支援を利用したこともあって、2カ月近く、何回かそれを繰り返しました。

後半には、自覚していませんでしたが、忘れ物が多くなり、しまいにスマホを落とすという厄介な失敗を起こして萎えてしまいました。

旅行に行ったことが苦い思い出となり、後悔につながらないようにしたいものです。

『ひとり旅行での忘れ物』
はじめに 旅行や外出の際、ものを紛失するという苦い経験は避けたいものです。せっかくのいい想い出に傷がつくような気分に陥ってしまうからです。このブログでは、…

無理をしないプラン

旅行はなんと言っても体力勝負です。緊張も伴います。

ソロ旅に年齢は関係ないとは言っても、無理をしないプランが必要です。特に、初めてのソロ旅は、お出かけ先やプランの選択は重要です。

旅行日の選択

これから、さわやかな若葉の良い季節が訪れ、ゴ-ルデンウィークもあるので、旅行に出る人も増えます。 

 週末や連休を避けることができる「自由」という特権があれば、平日に行く選択をしましょう。宿泊の値段にも差がありますし、わざわざ混む時を選ぶ必要はありません。

スケジュールを立てるときに、天気予報もチェックしておいたほうがいいですよね。

国内外旅行先の選択

初めてのソロ旅は、家族旅行等で行ったことのある場所や、昔住んでいたことのある場所など、多少でも馴染みのある場所を手始めにすると良いと思います。

海外へのソロ旅は、まったく経験がない場合、あえて選択すべきかどうか、よく考えたほうがいいでしょう。

私は、海外旅行も海外生活も切り離せない人生を送ってきましたが、すべての状況で、 海外旅行は、日本国内と違い、かなりの緊張感を伴います。

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大手旅行社の企画によるひとり旅のツアーも増えています。しかし、ツアーを選ぶと、せっかくの初体験なのに、ひとりで参加しただけというグループ旅行になってしまう可能性があります。

日本に近い国は人気です。格安航空券を利用すると、国内旅行よりも安い場合もあります。手軽で行き安く、魅力がありますよね。コロナ禍前の状態の9割近くに回復見込みのようです。去年と比べると、海外でゴ-ルデンウィークを過ごす人は、1.7倍だそうです。円安の影響を受けていても、出費を覚悟の上でしょうね。

ただし、格安航空券は、手荷物や預ける荷物に制限があります。お土産や衣類で荷物が膨らみがちになりますから注意です。

また、今回の台湾大地震のように、いつどこで何が起こるかわかりません。海外の個人旅行、特に初体験の場合は、おすすめしません。

娘は、2月、海外の就職先から連絡を待つ間の休みに、ひとりで韓国ソロ旅に出かけました。娘の場合は、韓国に留学経験がありましたし、友人もいて再会してきたそうです。初めてのソロ旅でしたが、楽しい想い出となったようです。

女性ソロ旅人気の理由|娘のソロ旅初体験記録
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生活したことのあるところ、知り合いのいるところ、また、十分様々な活動がこなせる体力とアタマの切りかえができるうちは、初ソロ旅の選択は、良いのではないでしょうか。

そうでなければ、やはり、国内旅行が無難な選択です。

 

旅行目的の選択

旅行ブログなどを見ると、グルメ、観光、温泉などの紹介が数多くあります。

目的によって、宿泊先も行く先もスケジュールも違ってきます。

私は、温泉に入ってのんびり自由気ままに過ごすこと、おいしいものをたらふく食べること、地酒やおいしいお土産を選べることなどが目的です。

観光地を歩き回るのは、気が進みませんし、自分のコンディションに合いません。

時間に縛られ、忙しいスケジュールをこなし、人混みの中に出かけるのは、ストレスだけが加算し、自分の時間を楽しめるものではありません。

温泉のプロが推奨するサイトもありますが、 公共交通機関で秘境に行くのは、難し過ぎます。

長い歴史を持つ老舗旅館に泊まったこともあります。その場合でも、食堂に集まる会席料理は、女子ひとり旅に適しているか、部屋食は心地よいかを考えると、必ずしも居心地良く食事ができるわけではないのです。

自分ひとりの席のまわりは、カップル、家族、女子グル-プ。にぎやかな 話し声に取り囲まれた食事は、孤独感を感じざるを得ませんでした。

部屋食は豪華でした。でも、スタッフの出入りが気になりました。結局、食事中の相手は テレビ番組。ぼっち食そのものでした。

ソロ旅に食べ放題バイキングはおすすめです。ただ、食事の質にもホテルによって善し悪しがありますから、しっかり事前の情報確認をした方がいいでしょう。

老舗旅館にもいろいろあるので、セレブ体験が目的なら別ですが、自分に見合ったところを選んだほうがいいと思います。

最期の幸せは、思い出に恵まれた人

高齢者専門の精神科医で、今、注目されている和田秀樹さんは、

最期の幸せは、「おカネ持ちではなく、思い出に恵まれた人」だと主張します。

「『もっと楽しんでおけばよかった』『あのときケチケチせずにおカネを使っておけば……』などの後悔の言葉を耳にする」ことが少なくないそうです。

「少しずつ体が思うように動かなくなって、ベッドで過ごすことが多くなったとき、心の支えになるのは、『あのとき楽しかったな』という思い出」だといいます。 できるうちに「思い出貯金」をしておくことを主張しています。

医師が考える「悔いがない最期」を迎える人の60代からの心がけ
老後の人生を充実させ、最期に後悔しないためには? 精神科医の和田秀樹さんが語ります。

「ごきげん貯金」 &「思い出貯金」

このブログでは、山脇りこさんの著書をきっかけに、女性ひとり旅について、私個人の体験を交えながら綴りました。

親の介護や子育てを終えようとする頃は、夫婦ともに職場から離れ、お互いの時間も増えてくる時期です。

女性ソロ旅の適齢期は、大きな人生イベントの負担を終えて、次のステップへ踏み込む時期であり、その人個人によって、事情も異なります。その意味では、年齢にこだわる必要はありません。

ただ、プランを立てて準備を念入りにすることは大切です。自分の体調やコンディションに適した旅行であるか、目的に合うかという旅行前の段階が重要です。

誰しもが、確実に1歳ずつ年齢を重ねていきます。 心の支えになる「ごきげん貯金」 &「思い出貯金」を毎年増やして行きませんか。


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